タンスの天板の修理
今回、タンスの天板の修理依頼を受け、修理を行いました。
「修理」と一言で言ってもいろいろありますが、今回の修理は
こちらのタンスの天板
穴が開いてます。
聞いた話によると引越し業者が引越しの際に物を落としたのではないかと・・・
タンスの天板にもいろいろありますが、
今回のタンスはツキ板のフラッシュに前面、左右側面が無垢の面材を貼っていました。
この面材を外さずに、その中にあるツキ板ベニアを除去し張り替えるという
丁寧な作業を必要とします。
このツキ板をはがす道具が
工業用アイロンです。
家庭用のアイロンと比べ、かなりの温度まで上昇します。
それを直にはがしたいツキ板ベニヤに当てて、ボンドが溶けるまで熱します。
ボンドの粘着力が無くなったら、徐々にはがしていきます。
ゆっくり丁寧にはがした後はこの様な感じです。
はがしたツキ板ベニヤと同じサイズで張り替えるツキ板ベニヤを切断し、
はがした面に丁寧に貼ります。
貼った後は面材とツキ板ベニヤの段差を、極力失くす様に研磨します。
今回の商品は自然塗装仕上げの為、自然塗料を丁寧に塗りこみ、
乾燥を待って完成です。
穴が開いてた箇所もキレイになりました。
予期せぬ事でキズが入ったりする家具。
生活を共にするものだからこそ、そのキズが気になったりします。
その様な修理も職人の手でしっかり修理いたします。
ぜひお声をおかけ下さい。
TEL : 0947-42-7501
e-mail :
info@kagu-kokusai.co.jp
詳しくは【
家具のコクサイのHP】へ
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